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2021年02月13日 カテゴリ:泣ける話(´_`。)グスン  コメント:(0)


868 :拝啓、鬼女様 2015/10/10(土) 09:57:16 ID:VNH
20数年前の話だけど…。
私が小学2年生の頃に父に癌が見つかってね。
年齢的に進行が早くて気付いた時にはもういろんなとこに転移しちゃっててどうしようもなくなってたみたい。
だから両親が話し合って私達姉妹に本当の事を全て伝えて、その上で「その日が来るまでにたくさん思い出を作ろうね。」って決めたんだ。
旅行やキャンプなんかして思い出作りをしてたんだけどまぁ順調に癌は進行していってさ。とうとう倒れちゃって病院に緊急入院。
ありがたい事に両親は子供の私達に包み隠さず父の病状や今後なにが起こるかを伝えてくれてたから子供ながらに父のタヒに対して覚悟はしてた。
そんな私達の姿を不憫に思ったのかな?
看護師見習い?看護実習生?みたいな若そうな人が「大丈夫!お父さんはきっと良くなるからね!元気になるからね!」って言葉をかけてくれたんだ。
いくら覚悟してたって言ってもやっぱり父にはまだまだ生きててほしいし元気になってほしかった私達はその言葉をそのまま信じちゃってさ。
さすがに今なら「励ます為にそう言ってくれたんだな。」ってわかるけどねw
パパはタヒなない!パパは病気を治して退院する!って私達は言い張って父の病室にあまり行かなくなってしまった。
だってどうせ治って家に帰ってくるんだから!って言って姉と家の掃除ばっかりしてたなw
そんな私達は父が危篤状態になった時も母や先生や看護師さん達が「お父さんの最後だから見守ってあげて!」って言葉に抵抗してトイレに立て籠もって、父は結局母だけに看取られて亡くなった。
私達はアホな行動のせいで父の最後を看取ってあげる事が出来なかったんだ。
自分達が悪いのに、私達のぶつけようのない悲しさとかを例の看護師見習いの人に向けてしまってさ。
「パパの病気治るって言ったじゃん!嘘つき!シネ!シネ!」って大暴れ。
その場は母が私達を宥めて帰ったけど後日先生とおばちゃん看護師さんが家に謝りに来てた。
「無責任な事言ってごめんね。でもお父さんは最後まで頑張ったんだよ。それだけは覚えてて。」って言われてなんか落ち着いた気がする。
葬儀やなんやかんやが落ち着いてから姉と「あの看護師見習いさんに謝りに行こう。」と決めて病院に行ったんだけどいなくなってた。
実習が終わったからいないだけなのかもしれないけど今だに気になってる。
あの人に「あなたに怒りをぶつけてすまなかった。」と謝りたかったなぁ。
2020年12月24日 カテゴリ:モヤ  コメント:(0)


787 :拝啓、鬼女様 2020/10/27(火) 05:25:25 ID:Ho.cr.L1
うちの子と同じ部活に入っているAちゃんのお宅が子沢山なのは知っていた。
大きな大会があると応援に行く事もあるんだけど、そこで顔を合わせるといつも皆んなに自腹で買ったお菓子やジュースを配っている。今回も大量に持って来た。
お礼合戦でキリが無くなるから個人から個人への受け渡しは禁止なのに、全員で断っても毎回持ってくる。なのでいつもAちゃんちから部活への差し入れとして処理される。

毎回応援に来ているあるお母さんが、どういう経緯なのかAちゃんちの情報を仕入れて来てAちゃんのお母さんが居ない隙にその他のお母さんの前でその内容を話していった。

Aちゃんのお宅は普通サイズのアパート。
子供がAちゃん含め未就学児~高校生まで7人、犬猫合わせて15匹程度が室内飼いされている。
Aちゃんのお母さんは3回も結婚歴がある。離婚歴も同じく3回。離婚したてで離婚前にしていた飲食パートしか収入が無い。
犬猫は全てお母さんが拾ってきた物で、理由が「捨てられて可哀想だから」。周りの評価は、そのせいで子供達が食べるのも困ってるんだからその方が可哀想。
Aちゃんとその下の子は義務教育が終わっているから高校を辞めて働いて欲しいと言っている。
お金の掛からない趣味と言って、毎晩2~3時間ウォーキングをしている。
あまりの酷さに、この話をしてきたお母さんの情報元が公的機関に連絡をするそう。

正直コレを聞かされても呆れはするけど、他所の家庭の事だしヒソヒソ陰口を叩くのも嫌だから、酷いわよねぇと同意を求められても何も言えなくて困った。
ただ、子供に学校辞めさせる位カネコマなら飲食物の差し入れやめろ、犬猫よりも自分の子の面倒見ろ、毎晩未就学児放置すんな、そしてウォーキングの時間あるならその分働けとは思った。
2020年11月22日 カテゴリ:ほっこり・ほのぼの  コメント:(0)


337 :拝啓、鬼女様 2020/09/24(木) 23:02:04 ID:J9.yk.L1
俺は外見では健康そのものだが、体内に爆弾を抱えてる障害者
そのせいでたまに外で急に具合がわるくなったりする
そんなとき見ず知らずの人が声をかけてくれたりするのだが、不思議と女性が多い
もちろん男性も声をかけてくれる人はいるし、男女ともに苦しんでうずくまる俺をキモいとか貶す人もスマホ向けてくる人もいるが
キモいオッサンの俺にも声をかけてくれるのは8割くらいの確率で女性だ
男性は誰かが声をかけてくれた後に声をかけてくれる印象が強い

俺は学生時代オタクを隠すこともなくかなりキモオタだった
高校生のとき、デブだったから階段ですっ転んで片足がバキバキに折れた
外の歩道橋での出来事だったが、周りがドン引きして俺に冷たい視線を送る中、最初に声をかけてくれたのはそのときも女性だった
入院して手術して松葉杖ついて学校にいったんだが、教室は3階
置き勉禁止の学校だから、教科書や辞書や参考書で10キロはあるカバンを持って松葉杖で片足で三階
俺の友達たちは特進クラスで、単なる進学クラスの俺の登校時間には早朝学習が始まってたから助けも求められん
マジ無理ゲー
汗ダラダラかきながら階段を登る俺を男子どもは馬鹿にしながら追い抜いていったが
俺をキモがってる女子たちは俺を見かけたらカバンだけは持っていってくれた
無論キモい俺のカバンなのでかなりイヤイヤではあったが、それでも毎日女子の誰かが助けてくれた
あのときは普段俺のことをキモがって嫌う女子全員が天使に見えた
女子がいなかったら惨めすぎて不登校になってたかもしれん

なんかこの話をすると女子に夢見すぎ、美化しすぎ、みたいに言われるが
女子も女子で男子よりえげつない言葉で俺のこと罵ってきたりする
バイキン的な扱いはもうずっとされてきてた
大人になった今でも女性からの心無い罵声は浴びせられることもある、デブだし
それでもマジでどうしようもなく困っているとき、不思議と声をかけてくれるのは女性が多いのが俺の現実なんだよな
普通にしてるときにヘルプマークに気づいて交通機関で席を譲ってくれるのは男女差無いように見えるんだけどな

最近だが、体調悪いフリをして声をかけてきた女性を狙う犯罪者の話を見たが、情けなくて言葉にならない
女性はそんなリスクを負いながらも声をかけてくれるのかと思うとやっぱり俺の中でこれまで助けてくれた女性は全員天使だ
むろん助けてくれた男性も天使だ、すっげー感謝してる
俺は直接的な人助けができるような体じゃないから稼いだ金を募金するくらいしかできないけど
世の中は俺を助けてくれたような人たちがいるから平和なんだろうな
2018年06月20日 カテゴリ:修羅場・衝撃的  コメント:(0)


280: おさかなくわえた名無しさん 2006/06/24(土) 12:42:48 ID:+q445h/w
当時高校生だった私は反抗期、というか子供だった 
特に父に対しては「親父うぜえ」と思いながら無視 
なんとなく空気が悪く、母も夜は家を空けることが多くなった 
とある夏の日、受験生だった私はくたくたになりながら帰宅 
迎えたのは父 
父は笑顔で「おかえり!」と言った 
しかし私は返事もせず、自分の部屋へと直行した
次の日の昼、仕事に行ったはずの父が帰ってきた 
「ちょっと急用ができて出かけてくる~」と笑いながら言った 
私と母は「そう、いってらっしゃい」と言葉をかける 
そのとき父は私の足を撫でた 
「うわ!きもい!!」と叫ぶ私に、父は笑いながら家を出た 
翌日、警察から電話があった 
父がタヒんだ 
仕事の金銭面でのトラブルで責任を感じ、自杀殳したんだ 
三人家族で男一人だった父 
誰にも何も相談できず、ずっと苦しんでいたんだろう 
あのとき何で私は「ただいま」と言わなかったのか 
拒否されるのを覚悟で私に触った父の気持ちを考えると泣きたい



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